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【悲報】日本人、お金もらっても貯金しかしない。

アメリカ全然関係ないですけど、日本政府の18歳以下への給付金が気になったので見てみした。

日銀が毎四半期資金循環統計という資料を公開しています。



この中で参考図表という資料(https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf)がありますが、
こちらの「部門別の金融資産・負債残高」の図が日本全体のお金の流れ(資金循環)が図式化されていて、わかりやすいです。

以下が2020年3月末時点の資金循環統計です。

2020年3月末


また、以下は2020年12月末の資金循環統計です。
2020年12月末

数字の単位は兆円です。

この2つは2020年の半年間のうちちょうどコロナ禍の間ですが、
この2つを比較し2020年12月末で2020年3月末からどの部門がどのくらい増減したか比較したのが下図です。

比較



2020年12月末の金額が3月末との差を青字(プラス)、赤字(マイナス)で表してします。左下の一般政府の負債が80兆円増えているのに対し右上の家計の資産が120兆円増えています。その家計のうち預金が+56兆円とのことです。

この時期コロナ禍で一律給付金10万円をもらったような気がしますが。。

残念ながら「給付金現金で渡しても貯金しかしねーじゃん。」と思うのも納得のような。。

セクターローテーションが気になったので調べてみました。

2021年12月現在の米国株式市場におけるセクターローテーションについて考えてみました。

下の図は米国株式市場におけるセクターローテーションの図です。
広瀬隆雄さんがYouTube Liveの中でセクターローテーションの説明をされる中で使われていましたね。



sectorcycle

この図の引用元は「https://school.stockcharts.com/doku.php?id=market_analysis:sector_rotation_analysis」
です。景気サイクルとセクターローテーションについてはこちらの説明を読むのがわかりやすいと思います。


では、今現在、我々はどこら辺の位置にいるか気になりまして、
株価のセクター別のパフォーマンスを探していたら
Liz Ann Sondersさんがtwitterで毎日公開されているのを思い出しました。
下のグラフはLiz Ann Sondersさんが2021年12月13日にtwitterで挙げられてたものです。

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青は年初来のパフォーマンス、黄色が1か月、緑が四半期、
赤が12か月のパフォーマンスで、左から年初来のパフォーマンスが良い順に並べられています。右に行くほど年初来のパフォーマンスが悪いセクターです。


このパフォーマンスのグラフと上のセクターローテーションの図を見比べると、
下の図ように、青色をつているセクターは2021年の年間を通してみるとパフォーマンスは良かったが、この1か月はパフォーマンスが良くない、逆に、赤のセクターは2021年の年間のパフォーマンスはそれほど良くなかったが、この1か月は他のセクターよりパフォーマンスが上がったと言えます。
セクターローテーション

これだけ見て単純に考えると、2021年は青色のセクター付近にあったが、この1か月くらいでセクターはEnergyからCons.Staplesの間かもう少し右のあたり、市場のサイクル的にはMarket Top付近、景気サイクルとしてはFull Recoveryの途中まで来ているように見えます。

少なくともパフォーマンスからはアメリカの株式市場では、そういうセクターローテーション戦略をとる人が増えているといことかと思います。

こうみると、ハイパーグロース株がやられていて、バリュー株にうつりつつあり、市場は上値が重く、景気は回復途上という感覚と大体あってますよね。

ただし、コロナ禍からの回復途上、インフレ、これから金融引き締めとなるので、引き続き注意深く見ていく必要があると思います。


 
プロフィール

あおてん

興味を持った米国企業、米国株のデータを中心にまとめています。
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